賃料
建物や土地を借りる際に、貸主に対して毎月支払う費用です。一般的に「家賃」と同義で使われます。
敷金
賃貸契約時に貸主に預ける金銭で、家賃の未払いや原状回復費用などの借主の債務を担保するものです。残金は退去後に返還されます。
保証金
敷金と同様に、賃貸契約時に貸主に預ける金銭で、家賃の未払いや原状回復費用などの借主の債務を担保するものです。
特に事業用物件で用いられることが多く、敷金よりも高額になる傾向があります。
礼金
賃貸契約の際に貸主に対して支払うお礼金で、退去時に返還されない費用です。
地域や物件によって有無や金額が異なります。
共益費(管理費)
賃貸物件の共用部分(エントランス、廊下、エレベーターなど)の維持管理にかかる費用です。毎月の賃料とは別に徴収されることが多いです。
また共益費と管理費はほぼ同義で使われますが、厳密には共用部分の維持管理費が共益費、建物全体の維持管理費を含むものが管理費と区別されることがあります。
前家賃
翌月分の賃料を前月に支払うシステムです。
契約時に当月分と翌月分の賃料をまとめて支払うのが一般的です。
申込金
入居の意思表示として、契約に先立って不動産会社や貸主に支払う一時金です。
通常は本契約が成立すれば賃料等の一部に充当されます。
手付金
売買契約や賃貸契約の締結時に、契約の一方的な解除に備えて相手方に支払う金銭です。
買主・借主側から解約する場合は手付金を放棄し、売主・貸主側から解約する場合は手付金の倍額を返還することで、契約を解除できるのが一般的です。
更新料
賃貸借契約を更新する際に、貸主に対して支払う費用です。地域によっては設定されていない場合もあります。
償却(敷引き)
敷金や保証金の一部が、退去時に原状回復費用などとは関係なく、返還されないことです。
契約時に償却される金額や割合が定められています。
違約金
契約で定められた義務を履行しなかった場合に、相手方に支払う金銭です。
中途解約時のペナルティとして設定されることもあります。
連帯保証人
借主が賃料の支払いを滞納したり、損害賠償義務を負ったりした場合に、借主と全く同じ責任を負う人です。
保証人
借主が債務不履行を起こした場合に、代わりに債務を履行する責任を負う人です。
借主が返済不能になった際に初めて債務を履行する「補充性」があり、連帯保証人よりも責任範囲が限定的です。
賃貸借契約
貸主が借主に物件を使用させ、借主がその対価として賃料を支払うことを約束する契約です。
定期借家契約(定借)
契約期間が満了すると契約が終了し、原則として更新がない賃貸借契約です。
再契約は可能ですが、貸主の合意が必要です。
普通借家契約(一般借家契約)
契約期間が満了しても、借主が希望すれば原則として更新できる賃貸借契約です。
貸主が更新を拒絶するには、正当事由が認められる必要があります。
居抜き(居抜き契約)
テナントが内装や設備を残したまま退去し、次のテナントがそれらを引き継ぐ契約のことです。
特に飲食店などで多く見られますが、オフィスにおいても内装工事の手間や初期費用を抑えられるメリットがあります。
債務不履行
債務不履行とは、契約で定められた義務(債務)を、債務者が履行しない状態を指します。
具体的には、約束した期日にお金を返済しない、商品を渡さない、サービスを提供しないといった状況が該当します。
賃貸人(貸主)
賃貸物件を所有し、借主に貸し出す人や法人を指します。
賃借人(借主)
賃貸物件を借りて使用する人や法人を指します。
契約期間
賃貸借契約において、物件を借りることができる期間のことです。
一般的に2年間が多いですが、物件によって異なります。
契約年数
賃貸借契約の期間を年単位で表したものです。
契約期間と同じ意味で使われることが多いです。
賃料起算日
賃料が発生し始める日のことです。通常、物件の引き渡し日や契約開始日が設定されます。
段階賃料
契約期間中に、段階的に賃料が変動する賃貸借契約です。開業・開設当初の負担を軽減するためなどに用いられます。
特約事項
賃貸借契約書に記載される、通常の契約条項とは異なる特別な取り決めや合意事項です。
解約予告
賃貸借契約を解約する際に、事前に貸主に対して通知することです。
通常、契約書に定められた期間(1ヶ月前など)の予告が必要です。
原状回復・原状回復費用
退去時に、経年劣化や通常損耗を除く、借りた状態に戻すこと、それにかかる費用のことです。
グロス契約(グロス面積)
賃料に共用部分の費用が含まれている契約形態です。
共用部分を含んだ面積を「グロス面積」と呼びます。
ネット契約(ネット面積)
賃料が専有部分のみの契約形態です。
専有部分の面積を「ネット面積」と呼び、共用部分の費用は別途請求されることが多いです。